ダイヤの4Cについて解説

ダイヤモンドの質を決める4C

本日は、4Cそれぞれについて簡単に解説し、婚約指輪やダイヤジュエリーを選ぶ時のポイントをご紹介していきます。

指輪

ダイヤジュエリーをはじめて購入される方
とにかく綺麗なダイヤが欲しい方
ちょっと人に語れるダイヤの知識が欲しい方

ダイヤモンドビギナーの方にも分かりやすいように大事なところだけ・簡単に解説しています

お店で・ネットでジュエリーを選ぶとき、婚約指輪や結婚指輪を買う時など、知っておけばより良いダイヤが選べると思いますので、ぜひご覧ください。

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計31石豪華なラボダイヤジュエリー


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0.5カラットの大粒ラボピンクダイヤをメインにした存在感のあるネックレス。
透明なダイヤも使用し、合計31石0.7カラットにもなる豪華な逸品です。
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ダイヤの質を決める4C

ダイヤの質を決める4C

①重さのグレード【カラット】

カラット(carat)を一言でいうなら…

ダイヤモンドの重さ

「え、カラットってサイズのことじゃないの?」
そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カラット=サイズの大きさと思われがちですが、実はこれ少し間違っていて、ダイヤはあくまでも重さのこと

ここから簡単に解説していきます。

1カラット=0.2g(直径は約6.5mm)

1カラット=0.2g
画像出典:GIA「カラット重量」

1カラット=0.2gで計算されています。
0.2gと聞くと小さく感じますが、実際にみるとかなり存在感があります。
また、カラット数が大きなダイヤを生み出すためには、ダイヤ自体が大きく育つハードルのほかに、原石に傷が入ったり割れるというハードルもあるため、かなり希少

そのため、カラット数が大きければ大きいほど価格も高くなっていきます。

▼例えば…Diamond Bourse同条件のダイヤを比較
💎 0.5カラット 248,714円
💎 1.0カラット 1,347,173円

カラット数は2倍ですが、価格は5倍以上
カラット数が価格に大きく影響を与えていることが分かると思います。

カラット=サイズが少し間違っているとお話しした件、実は一般的な丸型のダイヤ(ラウンドブリリアントカット)でカットバランスが黄金比に近い場合は、そのダイヤの直径サイズをある程度イメージすることができるんです。

1カラットは直径約6.5mm

1カラット(0.2g)ダイヤの直径は大体6.5mm程度
0.1カラット大きくなると、直径では0.6mm~0.8mmほど大きくなると計算することができます。

豆知識:カラットとダイヤの直径サイズ*クリックで開きます
0.1カラット = 約3.0mm
0.2カラット = 約3.7mm
0.3カラット = 約4.3mm
0.5カラット = 約5.2mm
0.7カラット = 約5.8mm
1.0カラット = 約6.5mm
2.0カラット = 約8.2mm
3.0カラット = 約9.3mm

当てはまるのはサイズバランスが同じ黄金比の場合のみ
見た目の大きさ(直径)を大きく見せるために、あえてサイズバランスを変えているダイヤモンドや、カットする際の多少のずれは必ずあるため、だいたいのイメージでとらえておくのが良いですね。

*もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください
記事「ダイヤ カラット(carat)」

大きなダイヤが欲しいなら

ダイヤのカラット数は、本当に好みによりますので、参考程度に。

・ダイヤジュエリーが欲しい方は0.1カラット~
・婚約指輪には0.2~0.4カラットの少し大きめが人気
・豪華なジュエリーが欲しい方は0.5カラット~がおすすめ
・投資などの目的であれば1カラットなど大きいものを

②輝きを決める【カット】

カット(cut)を一言でいうなら…

ダイヤの輝きを
最大限引き出すための形のバランス

具体的にダイヤモンドのカット(cut)の評価は、プロポーション(光を効率よく反射させる形か)という部分が重要になってきます。

ダイヤの光を逃さない「効率的な光反射」

ダイヤモンドが輝いているイラスト

ダイヤの原石を採掘した後、左右対称など各パーツのバランスを考えながら、削り出していきます
そのバランスが光を効率よく反射させる「黄金比」にどれだけ近いか、というところで評価(グレード)を付けています。

ダイヤモンドは他の宝石と比べても、かなり屈折率が高いのが特徴。
つまり、少しの光をたくさん反射して、きらきらして見えるということです。

その光の屈折を手助けして、ダイヤを輝かせるのにとても大事な役割をしている要素がカット(cut)なんです。

▼カットのバランスによる違いを簡単にまとめてみました。
ダイヤモンドのカットバランスを比較した画像。黄金比・縦長・横長で反射する角度が変わるため、輝きに差が出る。

黄金比カットのダイヤは、入った光が反射して返ってくるため、目にたくさんの光が入り輝いて見えます
なので、カット(cut)の評価が高いものを選ぶと、よりきらきら美しい輝きのダイヤモンドを手にできるということなんですね。

*もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください
記事「ダイヤ カット(cut)」

綺麗なダイヤが欲しいなら

カットのグレード最高級カットはTripleEXCELLENTと呼ばれるカットです。

カットの全部で6つのグレードに分けられます。

▼よく輝いて見えるグレードから順番に
Triple EXCELLENT(最高級カット)
EXCELLENT(最高級カット)
VERY GOOD(光学的にも理想)
GOOD(理想的)
FAIR(やや劣る)
POOR(劣る)

ダイヤのジュエリーを選ぶ時は、見た目に理想的なGOOD以上を選ぶのがおすすめです。

③色のグレード【カラー】

カラー(color)を一言でいうなら…

不純物の有無による
ダイヤの色のグレード

「ダイヤって透明でしょ?色のグレードって何?」
そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

普段私たちが手にするようなダイヤモンドは、無色透明に見えるものが多いですが、実は黄色味を帯びており、黄色の濃さによってカラーグレードを付けています。

無色透明ほど高グレードに

ダイヤモンドの4Cカラー

ダイヤモンドのカラーは、全部で23のグレードがあります。
もちろん、無色透明に近いほど希少価値が高く・高グレード・価格も高くなります。

▼無色透明に近い、良いグレードから
Colorless(無色):D / E / F
Near Colorless(ほぼ無色):G / H / I / J
Faint(ごくわずかな色味):K / L / M
Very Faint(かすかな色味):N / O / P / Q / R
Light(色味あり):S / T / U / V / W / X / Y / Z

希少性が高い最高クラス:D / E / F
これらのグレードにあたるダイヤモンドは「カラーレス(無色)」という名前の通り、かなり透明に近いダイヤモンド
熟練の鑑定士であっても、基準となるダイヤと比べなければ色の有無は分からないほどとも。
見た目・価格のバランス:G / H / I / J
ニアカラーレス(ほぼ無色)と呼ばれる、これらのグレードにあたるダイヤモンドは、訓練された鑑定士でなければ無色に見えるレベル
ジュエリーになると黄色味はほぼ感じないと言われているので、安心して選ぶことができます。
Kより下のグレードは要注意
K以下のグレードは、黄色味が感じやすいダイヤモンド。
黄色味のあるダイヤが全くダメというわけではありません。
ただ、「思ったより黄色で残念」とならないためにも、実際にダイヤを見て納得したうえで購入するのがおすすめ

澄んだ綺麗なダイヤが欲しいなら

婚約指輪にはGカラー以上が人気。
より美しさを求める方や、投資目的での購入には、やはりDカラーがおすすめ。
希少性の高さゆえに人気も高いDカラーは、不純物が入っていない科学的にも外見的にも純粋で完璧な宝石と言えます。

【豆知識】なぜグレードはDからなの?*クリックで開きます
ダイヤのグレードがAではなく、Dスタートな理由。

かつて、様々な会社やブランドが独自の方法でグレーディングしていたのを、GIAが統一する際に混乱しないよう、当時使われていなかったD~Zを使い評価したためと言われています。
(それまでは、A/B/C、0/1/2/3、Ⅰ/Ⅱ/Ⅲなどが用いられていました。)

他のアルファベットではなく、Dからにしたのには、ダイヤモンドの頭文字Dを最高ランクにするためだったという説もあります。

カラーグレードの最高ランクは、ダイヤモンドのDと覚えられるのは便利ですね。

*もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください
記事「ダイヤ カラー(color)」

④透明度を決める【クラリティ】

クラリティ(clarity)を一言でいうなら…

ダイヤの透明度を決める
内包物や傷の有無

具体的にダイヤモンドのクラリティ(clarity)は、成長の過程でダイヤの中に入った内包物(インクルージョン)とダイヤの表面についたブレミッシュ(傷)を中心にグレード評価をしていきます。

内包物や傷が少ないと、ダイヤが輝く

きらきらと輝くダイヤモンド

比較的イメージしやすいと思いますが、内包物や傷が少ないとダイヤはより輝いて見えます

ダイヤモンドはきらきらと輝く宝石ですよね。
それは光の乱反射によって目にたくさんの光が入ってくることで、きらきら輝いて見える仕組みです。

そのため、内包物や傷があると、光の反射を妨げてしまい、輝きが減ってしまうということになります。

*もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください
記事「ダイヤ クラリティ(clarity)」

綺麗なダイヤが欲しいなら

ダイヤモンドのクラリティのグレード表

クラリティのグレードは全部で11に分けて評価されます。

▼内包物などが少なく美しい輝きから順に
FL→IF→VVS1→VVS2→VS1→VS2→SI1→SI2→I1→I2→I3

ダイヤモンドジュエリーを選ぶ時は、SI1以上がおすすめ
「一般の人がルーペで覗いても傷や内包物を発見するのは難しい」レベルで輝きにも影響はほぼない、価格とバランスがちょうど良いグレードと言えます。

婚約指輪には、より綺麗なVS以上のダイヤが人気。
少し値は張りますが、特別なジュエリーにふさわしい輝きが感じられます。

ポイント!好みのダイヤを選ぶならこれを重視して

輝くダイヤモンドのリング

ここからは、好みや目的に合ったぴったりのダイヤモンドを選ぶポイントをご紹介していきます。
どうぞご覧ください。

「綺麗なダイヤ」なら、クラリティを重視

綺麗なダイヤが欲しい方は、クラリティを重視してダイヤを選びましょう。
ダイヤの内包物や傷の有無をの指標であるクラリティは、ダイヤの透明度や輝きに大きく影響します。

ダイヤジュエリーを選ぶ時はSI以上
婚約指輪にはVS以上がおすすめですよ。

「大きいダイヤ」なら、カラットを重視

大きいダイヤが欲しい方は、カラットを重視してダイヤを選びましょう。
ダイヤの重さを表す指標であるカラット数は、ダイヤの見た目の大きさに影響します。

一粒ダイヤのネックレスなら0.1カラット~
婚約指輪なら0.2~0.4カラット
豪華なジュエリーなら0.5カラット~
投資も考えたダイヤなら0.75カラット~がおすすめ

また、カラット数に応じてジュエリーの価格も大きく変わるので、例えば0.5カラットにする代わりに、クラリティやカラーなど他のグレードを下げるということで、価格の調整も可能です。

「光輝くダイヤ」なら、カットを重視

光り輝くダイヤが欲しい方は、カットを重視してダイヤを選びましょう。
効率的な光反射を叶える形バランスの指標であるカットは、ダイヤのきらめき・輝きに影響します。

ダイヤジュエリーを選ぶ時はGOOD以上
婚約指輪にはEXCELLENT、Triple EXCELLENTが人気です。

「純粋な煌めきのダイヤ」なら、カラーを重視

純粋な煌めきのダイヤが欲しい方は、カラーを重視してダイヤを選びましょう。
ダイヤの色の指標であるカラーは、ダイヤの上品さやきらめきに影響します。

ダイヤジュエリーを選ぶ時は、I / J 以上がおすすめ
婚約指輪には、Gより良いグレードが人気です。

天然より大きく・綺麗・エシカル、ラボグロウンダイヤ

天然より大きなものに出会えるラボダイヤ

綺麗なカラーのダイヤをお探しの方にぜひご紹介したいのが「ラボグロウンダイヤモンド」

日本での知名度はまだ低いですが、海外では「新たなジュエリーの選択肢」として人気が高まっているダイヤモンドです。

ラボダイヤとは、天然のダイヤが生まれる環境を、機械の中に再現し作り出すダイヤモンドのこと
輝きや構成する元素などは天然と同じ、育つ場所が地中か地上かの違いのみ、正真正銘ダイヤモンドと言える宝石です。

研究員のイメージ画像

ラボダイヤは機械で生成するため、天然ダイヤで起こりうる、自然環境の破壊やコンフリクトダイヤモンド・劣悪な労働環境といった問題が起こり得ないサステナブル・エシカルなダイヤとして注目を集めており、アメリカの36%ものカップルがラボダイヤの婚約指輪を選ぶほどだそう。

また、天然と比べて安定した環境でじっくり時間をかけられるので大きく育ちやすく、不純物が入りづらい・採掘しないため傷がつきづらいといった点で、天然より大きく美しいダイヤに出会えると言われています。

天然より大きなものに出会えるラボダイヤ

また、ラボダイヤは天然よりもコストを抑えることができ価格が安価なため、同じ値段であればラボダイヤを選ぶ方が大きくて綺麗なダイヤを選べるというメリットもあります。

透明ダイヤであれば、ラボダイヤは天然の6割程度、希少性の高いピンクダイヤであれば、天然ダイヤの数十分の一の価格、もしくは天然では存在しない大きさのダイヤに出会えると言われています。

*もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください
記事「ラボグロウンダイヤモンド」

おすすめラボダイヤジュエラー
大粒ピンクが光るALAYA

海外のセレブを中心に人気が高まっている合成ダイヤモンド(ラボグロウンダイヤモンド/ラボ グロウン ダイヤモンド)を使ったエシカルジュエリーが買えるブランドは大粒ピンクが煌めく「ALAYA(アーラヤ)」

出典:ALAYA

✓ポイント
・ラボグロウンダイヤ(合成ダイヤ)専門ジュエラー
・世界的にも珍しい大粒ピンクのラボダイヤを使用
・天才と呼ばれた職人家族が作る美しいフォルム
・20石を超えるダイヤを贅沢に使ったアイテムが特徴

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海外のセレブを中心に人気が高まっている人工ダイヤモンド(ラボグロウンダイヤモンド/ラボ グロウン ダイヤモンド)を使ったエシカルジュエリーはALAYAのHappyTear
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ラボグロウンダイヤでも珍しい大粒のピンクダイヤをセンターにあしらった豪華な逸品。
チェーンにも4石ダイヤをあしらっており、首元だけでなくデコルテ全体をぱっと明るく照らしてくれますよ。

素材 ラボグロウンダイヤモンド、プラチナ
カラット数 0.7ct

参考価格:286,000円税込

好みにあったダイヤモンドを選んで

本日はダイヤモンドの質を決める4cについてご紹介してきました

カラットcarat
カットcut
カラーcolor
クラリティclarity

それぞれがどんな指標で、好みのダイヤを選ぶにはどの指標を重視すればよいか、イメージは付きましたでしょうか。

ダイヤモンドの一生ものジュエリー、婚約指輪、投資目的のダイヤ購入…
目的に合わせてぴったりのダイヤモンドを選んでみてくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


人生が変わるときに選ぶラボピンクダイヤのジュエラーALAYA